第3回「くにたち賞」受賞者決定!

2020年4月23日

国立音楽大学同調会が創設した「くにたち賞」の、栄えある第3回受賞者が決定しました!

大 賞 岸信介(きし しんすけ)氏 1965年学部卒業(声楽)
平松久司(ひらまつ ひさし)氏 1958年学部卒業(トランペット)
奨励賞 Duo K&R
川端慶子&柳瀬亮佑(かわばた
けいこ、やなせ りょうすけ)氏
2014年学部卒業(音楽教育)
2014年学部卒業(音楽教育)
小堀勇介(こぼり ゆうすけ)氏 2009年学部卒業(声楽)
2011年大学院修士課程修了(声楽)

受賞された皆様、誠におめでとうございます。
また、全国の同調会会員の皆様には、たくさんの推薦をありがとうございました。
表彰式は、2020年度の『ホームカミングデイ』(11月1日)にて行います。
(詳細は、今夏発行予定の「同調会ニュース」や同調会Webサイトでご案内します。)

受賞者略歴

岸 信介 氏(全日本合唱連盟理事長)

国立音楽大学卒業後、日本合唱協会にてコンサートマスターを務める。指揮法を山田一雄、和声合唱法を増田順平の各氏に学ぶ。指導している合唱団の集まりである「舫の会」を主宰し、数々の新作を委嘱している。
欧州やアジアなど海外での演奏においても高い評価を得ており、アンリエット・ピュイグ=ロジェ氏のピアノによる指揮リサイタルはCD「岸信介の世界Ⅰ、Ⅱ」として発売され好評を博している。また、NHK全国学校音楽コンクールや全日本合唱コンクール審査員、講演会講師など多方面で活躍を続けている。
現在、全日本合唱連盟理事長、東京都合唱連盟顧問、日本合唱指揮者協会会員、日墺文化協会会員、かながわ合唱指揮者クラブ会員、東日本合唱祭顧問、NS-4クワトロ・メンバー。2019(令和元)年秋、文化普及功績により藍綬褒章受章。

平松久司 氏(元全日本吹奏楽連盟理事長・京滋奈良同調会会長)

国立音楽大学卒業後、京都市交響楽団で第一トランペット奏者として活躍の後、京都橘高等学校の音楽教諭へ転身し、吹奏楽部を創設。正確な奏法と多彩な音楽表現指導を通じて日本一の高校マーチングバンドを作り上げ、全国的な指導者となる。
長年にわたって歴史ある全日本吹奏楽連盟(1939/昭和14年結成)の第11代理事長として、日本の吹奏楽の普及、発展に力を尽くした。特に少子化等を課題とし、少人数バンドの活性化を図り、次代を担う指導者の養成・マーチング活動の振興などに力を注いだ。全国14,000余団体加盟の大きな組織の緊密な連携を図り、吹奏楽文化の驚異的な質的向上を遂げた。現在も指導者として後進の育成に努め、指揮者としても活躍を続けている。
1974(昭和49)年に京滋奈良同調会を創設、以来46年間会長を務め、現在に至る。

Duo K&R 川端慶子 氏&柳瀬亮佑 氏(ピアノ・デュオ)

国立音楽大学音楽教育学科在学中の2010年に結成されたピアノデュオ。
シュトゥットガルト音楽大学大学院室内楽科、ロストック音楽大学ドイツ国家演奏家資格課程ピアノデュオ科修了。金子恵、ハンス=ペーター&フォルカー・シュテンツルの各氏に師事。
ピティナ・ピアノコンペティション、シューベルト国際ピアノデュオコンクール、ローマ国際音楽コンクール、国際ピアノデュオコンクール、モナコ国際ピアノデュオコンクール等、国内外のコンクールで入賞。ヨーロッパ各地の音楽祭に出演、またベートーヴェン・ハウス協会主催のファミリーコンサートにも積極的に取り組んでいる。マキシム・ヴェンゲーロフ指揮、Würth Philharmonikerと共演し、その演奏はSWR(南西ドイツ放送)にて高く評された。2017年、ブルーノ・フライ音楽賞を受賞。

小堀勇介 氏(テノール歌手)

国立音楽大学ならびに同大学大学院を首席で修了。新国立劇場オペラ研修所第15期修了。文化庁新進芸術家海外研修生としてボローニャへ留学。ペーザロのアカデミア・ロッシニアーナを修了。G・クーン氏の指揮のもとチロル祝祭歌劇場本公演《アルジェのイタリア女》のリンドーロ役でヨーロッパ・デビューを果たす。第7回静岡国際オペラコンクール入選ならびに三浦環特別賞を受賞。第36回飯塚新人音楽コンクール第1位。第16回東京音楽コンクール声楽部門第2位。第88回日本音楽コンクール声楽部門第1位。日本ロッシーニ協会会員。