第8回「くにたち賞」受賞者決定!
2025年4月11日
国立音楽大学同調会が創設した「くにたち賞」の、栄えある第8回受賞者が決定しました!
大 賞 | 梅田 英春(うめだ ひではる)氏 | 1986年学部卒業(楽理) |
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岡本 知高(おかもと ともたか)氏 | 1999年学部卒業(声楽) | |
奨励賞 | 佐藤 隆紀(さとう たかのり)氏 | 2008年学部卒業(声楽) |
松井 秀太郎(まつい しゅうたろう)氏 | 2022年学部卒業(ジャズ・トランペット) |
受賞された皆様、誠におめでとうございます。
また、全国の同調会会員の皆様には、たくさんの推薦をありがとうございました。
表彰式は、2025年度の『ホームカミングデイ』(11月1日・芸術祭期間中)にて行います。
(詳細は、今夏発行予定の「同調会ニュース」や同調会Webサイトでご案内します。)
受賞者略歴
梅田 英春 氏(民族音楽学者・静岡文化芸術大学教授)

国立音楽大学楽理科在学時代にバリの芸能に出会い、卒業後、インドネシア政府奨学金を得てバリのインドネシア芸術アカデミー(現国立インドネシア芸術大学)でバリの芸能を学ぶ。帰国後は、東京、静岡、島根、沖縄において、ガムラングループを設立し後進の指導を行う。また、桜美林大学大学院、総合研究大学院大学でバリのワヤンと儀礼に関する研究を行う。
沖縄県立芸術大学音楽学部准教授、ライデン大学客員研究員を経て、静岡文化芸術大学文化政策学部教授。専門は民族音楽学。
またガムラン奏者、ワヤン人形遣いとして国内外で公演活動を行うほか、『バリ島ワヤン夢うつつー影絵人形芝居修業記』(2009)、『バリ島の人形影絵芝居ワヤン』(2020)などの多数の著書・論文がある。
岡本 知高 氏(ソプラニスタ)

ソプラニスタの中でも類稀な「天性のソプラニスタ」の歌声を持つ。テノールやバリトンの声は併せ持っておらず、変声後も強靭なソプラノの音域のみが自然に維持され続けていたことから、国立音楽大学卒業演奏会より「ソプラニスタ」と名乗り始める。
国立音楽大学を卒業後、フランスのプーランク音楽院を首席で修了。心の深淵に温かく響く唯一無二の歌声は「奇跡の歌声」と称され、個性的なキャラクターとコスチュームも併せてコンサート活動、舞台作品出演、テレビ番組出演、国際的なスポーツイベントでの国歌独唱など各方面からの呼び声も高い。
佐藤 隆紀 氏(LE VELVETSメンバー・テノール歌手)

福島県喜多方市出身。国立音楽大学声楽専修卒業。テノール。
クラシックのみならず、多彩なジャンルの音楽を重厚感と迫力のある歌声で創り上げているヴォーカル・グループ「LE VELVETS」のメンバー。
ソロとしてもミュージカル俳優としてグランドミュージカルを中心に活躍。
『レ・ミゼラブル』では、主演ジャン・バルジャンを19年、21年、25年と3期連続で務めている。
主な出演作品は、『タイタニック』『ベートーヴェン』『エリザベート』『マリー・アントワネット』『マタ・ハリ』など。
2025年7月には、ソロコンサート 「Sugary Box」(旧渋谷公会堂)を開催予定。
松井 秀太郎 氏(ジャズトランペット奏者・作曲家)

国立音楽大学附属高等学校を経て同大学ジャズ専修を首席で卒業。矢田部賞受賞。
大学在学中より自身のコンサートやアーティストサポートなど、本格的にプロ活動を始める。
2023年デビュー・アルバム「STEPS OF THE BLUE」、2024年セカンド・アルバム「DANSE MACABRE」をリリース。
ジャンルを超えたマルチな才能が注目を集めている。これまで、テレビ朝日「題名のない音楽会」やMBS/TBS「情熱大陸」などメディアでも取り上げられ話題となっている。
第36回ミュージック・ペンクラブ音楽賞《ポピュラー部門》新人賞受賞。